NSM管理者および、関係者によって策定されている規格をお知らせします。
無線運用のページをご覧ください
NSMでは動態表示機を実装するため、部隊情報の登録・配信を無線で行っています。
本部周波数は9999で、MFM(Multi Function Map)の情報を送っています。ただし、移動式本部運用の場合、変わる可能性もあります。
映像データも「9999」で送信しています。
本部の動態表示器は、MFMの無線送信を独自に拡張し、動態表示機のデータを送信します。
10ch: 認証コード: 4989
11ch: 1分隊状態コード
12ch: 2分隊状態コード
13ch: 3分隊状態コード
14ch: 4分隊状態コード
15ch: 5分隊状態コード
分隊状態コードは5桁で構成されます。(3桁の場合、状態コードが1桁となります。)
1桁目(万の位)は乗り物の種類で1=ヘリ,2=船舶,3=地上車輛です。
2桁目・3桁目(千・百の位)が状態番号(右表)です。
状態コードは将来的に拡張予定ですが、現在は3桁目のみ使用しています。
5桁目・6桁目(十・一の位)はインシデント番号です。
V3では、分隊側からの情報更新も行えるよう、中央制御方式にしました。
中央制御装置からのデータは「9999」引き続き送信しています。
10ch: 認証コード: 4989が正しく、10chのboolがtrueの場合、中央制御装置から送信されている情報です。
このシグナルを受け取ったら、分隊側端末は内部で保持している値と、各ch(11~15)に差異がある場合、上書きしてください。
分隊情報の数値チャンネル・コード体系は基本仕様から変更はありません。
分隊の状態コードを更新したい場合、該当する分隊chの真偽値をtrueにして送ってください。
1分隊の状態を更新する場合は11chをtrueにします。
本部のアンテナは1001~1005及び9000,9001,9002を巡回しています。そのため、1秒間(60ticks)送信を維持してください。
状態に変更がない場合は、trueを送信しないでください。
9000,9001,9002は本部及び移動本部用のコードです。
この周波数でMFMデータを受信した場合、9999で同じ情報を送信します。
分隊側は常に9999を受信していれば、本部のMFM情報を得ることができます。
NSMの主要ヘリポートは着陸支援として無線で情報提供しています。
周波数は原則「9990」ですが、周囲に多くのヘリポートがある場合、9991~9994を使用することがあります。
ヘリパッドは小アンテナでバッテリー0.25~0.5程度で運用することで到達範囲を制限しています。
MFM搭載の船舶がヘリ甲板の情報を発信する場合はMFMの拡張として使用できるように設計しています。
前述の本部情報提供規格と同時に使用できます。
フィジックスセンサーは必ずヘリ甲板中央に設置してください。
コンポジットで以下の情報を送信します。システムの起動はch.10の認証番号と、Ch21の真偽値trueのAND条件を使用してください。
ch.10 認証番号固定値 4989
ch.21(真偽) ヘリポート情報提供シグナル(true固定)
ch.21(数値) ヘリポート中心座標X
ch.22(数値) ヘリポート中心座標Y
ch.23(数値) ヘリポートの高度(m)
ch.24(数値) ヘリポートの方位(コンパスセンサーの値)
ch.25(数値) ヘリポートの半径
GPSによる位置保持機能のあるヘリの場合、無線受信データを基準地点にすることで、着陸が容易になります。
関係者向けにヘリパッド側のマイコンを公開します。フィジックスセンサーとアンテナにつないで下さい。
無人航空機や遠隔カメラの操作のための無線仕様について定義する。
コンソールシートからの操作信号は、機体側からの映像送信周波数と同じものを使用する。
原則MFMの割り当て周波数を使用すること
機体側からのコンポジットによる情報送信は不可
コントロールの設定は以下の通り
WS,AD,上下・左右は感度100%のリセットモードで送信する。
スイッチは4~6が使用可能。いずれもPushモードとする。
1~3は通常、VHF PTT、 メガホンPTT, VHF2 PTTに使用しているため。
操作モード(機体操作とカメラ等)の切り替えがある場合はは6chを使用すること。
お天気カメラは4をIR、5をLASERにしている
トリガー(31)と在席(32)も利用可能
モニター操作信号の付与については、要望次第で検討する。