マルチプレイにおける無線運用について説明します。
NSM RADIO CHALLENGE においては、無線で報告される情報以外、お互いの状況がわからないので、双方の無線情報共有が重要です。
以下の点に注意してください。
無線でワチャワチャする空気感が大事なので、リアルさにはこだわりすぎないでください。
交信例も掲載していますが、いきんなり完璧にするのは難しいので気にしすぎないでください。
通信不良もゲームの要素です。サーバーラグや距離等の関係で想像の10倍伝わりません。
つながったらラッキーぐらいの感覚で、どんな事態でも怒らず対応してください。
特にNSMにおいて墜落や死亡は特別なことではなく、想定される事態です。粛々と対応しましょう。
自分がこだわるのは良いですが、他者に求めるのは禁止です。
通信時は周波数帯を長時間占有する可能性がある為以下の点に注意してください。
無線の使用は出来るだけ短く、簡潔に伝える。
PTT(送信ボタン)は伝えることを決めてから押す。
送信内容に間を開けすぎない(通信が終わったと思われる)
携帯無線機は相手側設備に関わらず、1km以上届かないので、機体搭載の無線機を推奨します。
最悪小アンテナでも、本部との通信は問題ありませんが、部隊間の連絡は届かなくなるので、中アンテナ以上を推奨します。
分隊員への情報共有のため、シート付属のヘッドセットではなく、スピーカーとマイクを使うことを推奨します。
同時に、機長と通信員で役割を分けられるメリットもあります。
マイクは設定画面で「Default to Active」を選ぶと、便利です。(ボイスチャットキーを押さなければ音は入りません)
可能なら機体にメガホンもつけておくと、活動中の意思疎通をしやすくなります。
モニタを使用した無線機はLUA非同期の影響を受ける可能性があります。しっかり対策するか、計器板(INSTRUMENT PANEL)を使用したタイプをお勧めします。
うまく動かないときは以下を確認してください。
電気はきちんと通っていますか?
PTTスイッチはアンテナに正しくつながっていますか?
オーディオは正しく接続されていますか?
私が使っている無線セットを限定公開します。
無線1波と、機外放送に対応しています。受信中はPTTを押しても送信をブロックします。
マイクはDefault to True です。
無線送信を行う場合はPTTを押します。
機外放送はスイッチを入れれば、ボイスチャットキーだけで放送できます。
原則以下のチャンネル割り当てで運用します。ただし変更される場合もあるので当日の指示に従ってください。
広域波(0ch)
本部-分隊や異なる分隊間の通信に使用します
なお、0chが使えない場合は予備周波数(8ch)を使用します。
混線するので、分隊長以外受信禁止です。機体無線機での受信を推奨します。
分隊波(1~7ch)
救助活動中など、機体から離れている状態での分隊内での通信に使用します
自分の分隊が使っているチャンネルは機長に確認すること
同じ現場で複数の分隊が活動する場合、統合運用が発令され、他分隊の周波数を使用する場合があります。
非常波(8ch)
0chが何等かの理由で使えない場合使用します。
原発港やオイルリグワークベンチに設置された非常用無線機も使用します。
ゲーム内VC
同じ機体内や近距離での通話は、無線ではなくボイスチャット単体で行う
交信例も併せて参照してください。
共通
お互いに復唱・受信確認はしてください。無線は途中で途切れるものです。
無線で言ってないことは知らないことです。想像力に頼ることなく明確な意思疎通をしましょう。
通信不良や意思疎通困難が重なると思ってるより早く場の空気が悪化します。冷静に楽しんでいきましょう。
Discordでの雑談は可能ですが、無線を遮ることがあります。無線交信中や、無線が聞こえない場所でのDiscord雑談には注意しましょう。
(ゲーム内直接VCによる雑談は除く)
指令側
指令はゲームメーカーとして分隊の状況を把握し、積極的に指示を出すことが重要です。
そうしないとゲームが停滞します。やると決めたからには恥ずかしがらないでください!
指令役は、マルチ主催者の次にルールの範囲内で意思決定を行う権限を有します。
分隊編成や運用に関しては、ルールに則っていれば、指令の裁量の範囲内です。
権限と責任は対をなすものです。ゲームがより面白くなるように、部隊活動が有意義になるように頑張ってください!
ルールを変えられるのはマルチ主催者です。
指令役になれるのは参加したマルチで連続2回までです。
指令役は本ゲームにおいて重要な役割を担っており、その固定化はゲームの難易度を下げてしまいます。
また、1回のマルチで1席しかないポジションのため、その流動性を確保するためのルールです。
2回指令役をやって、1回参加できないマルチがあっても次に参加したマルチで指令役にはなれません。
あくまで本人が参加した回のみカウントします。
これは指令も現場側で参加することにより、他者の指令を聞いたり、現場をイメージする力を養う技量向上を目的としています。
1回のマルチで2時間以上指令を行った場合、途中交代しても1回にカウントします。
希望者が複数名いる場合には、原則直近でやってない人を優先してください。
適用になるかもしれないと思ったら、確認せずに、適用になると思って行動してください。(拒否する側も悲しくなります)
1時間50分で交代したからカウントされないぜーとか、大人げないことはやめてください。(同じく悲しくなります。)
マルチ主催者はこの条件を免除することができますが、目的に照らし、積極的に適用免除を求めることはしないでください。(同じく悲しくなります。)
指令役は部隊からの要望された休憩・メンテナンス以外で、活動可能な部隊を基地に温存しないでください。
部隊は保有するものではなく動かすものです。また参加者もそれを望んでいます。
(たくさん動く難しさと協調活動がこのゲームの本質です。)
原則、指令側は何か報告を得たら、復唱&承認(否認)&指示をセットで返します。
分隊間は多くの場合直接無線が届きません。情報共有のためにも、分隊から報告された内容は復唱しましょう。
ミッション発生に際し、出動指令を出すことでスタートします。
分隊の機能を把握することも大事です。(ダイバー装備の有無・ベットの有無・対応可能なミッション・速度等)
複数ミッション発生時の活動調整を行うことで、効率的に運用します
要救助者をヘリに優先して収容し、船を次の現状に向かわせる等のゲームメイクは積極的に行いましょう。
複数ミッションの要救助者をずっと連れたまま活動するのは危険(サーバー負荷と墜落リスクの両面)なので、最大でも2ミッション分ぐらいにとどめてください。
適宜追加情報を提供する。
ミッションの詳細や、追加情報は全員通知を受け取っていますが、あえて無線で共有すると雰囲気が出ます。
余裕があれば勝手にストーリーを作ってもよいです。
追加情報があった場合、「新たな通報」や「近隣からの情報」などで無線に流すと雰囲気が出ます。
概ね10人以上に要救助者が発生した場合に「大規模海難認定」や「集中運用発令」を行うのもよいでしょう。
必要に応じてレーダーを活用した誘導を行ってください。
機体によっては、機体情報の送信のみ行うものもあります。
各分隊へ気象情報の提供等、安全を確保してください。
特に風と霧の情報は重要です。
分隊側が不慣れだったり、報告を忘れたりする可能性があるので、遠慮せず聞きましょう
但し、活動中で応答できないこともあるので、イライラしないでください。
アクシデント(墜落・遭難・事故)もゲームのうちです。
墜落したときはサルベージミッションが発生したと思ってください。指令の腕の見せ所です。
通信不良も楽しんでください。シングルでは検証しにくい分、いざ出動したらつながらないこともあります。指令の腕の見せ所です。
指令の役割は全体最適です。
現場での役割分担を指令が決めすぎると、活動の支障となる場合があります。現場指揮を任命し、権限移譲しましょう。
分隊側
分隊が情報を共有しないと指令はとても暇になってしまうので、積極的に交信するとよいです。
指令の指示に従い活動しつつ、活動状況を適宜報告する
「やろうと思ってること」と「やったこと」を伝えましょう。
出動・現場到着(捜索開始)・発見・収容完了・帰還は報告すべき内容です。
指令が不慣れなこともあるので、指令の立場を尊重しつつ、自分隊の活動に関する提案は積極的に行いましょう。
プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、遊びなのになぜか頭を抱えている。それが指令です。
事故は報告しましょう。
原発港及びオイルリグワークベンチには非常用無線機を設置しています。もしそちらにリスポーンした場合には使ってください。
分隊波が忘れられがちです。トランシーバーは全員携帯してください。
現地で複数分隊が活動する場合、チャンネル変更を指示することがあります。終わったら戻してください。
0chにすると他の人がしゃべりずらいので、やめてください。
ボイスチャットが使えない方はテキストチャットを使用します。長文は読み取れないので、短くしましょう。
なお、テキストはあくまでVCが使えない人のための手段であり、VCを使える人が遭難した場合にテキストで連絡するのは禁止です。
本部及びその他の対応無線機はモールスに対応しています。
無線送信のデータに1番でbool信号を乗せてください。本部等のブザーが動作し音を発することができます。
本格的なモールスは対応できないので、以下の運用とします。それ以外は都度決定してください。
肯定: ー(長音) 否定: ・・・(短音3回) 遭難信号: ・・・ ーーー ・・・
なお、マイクが使用できる環境で信号を送るとブザーが鳴って聞き取れません。切替できるようにしてください。